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契約も3ヶ月ほどの間にその場所だけで10人を超えました。
しかし、所詮もぐりの営業ということが露呈されるときがきました。
それまで幾度か見かけていた競合他社の営業主婦にチクられたのです。
実は、その場所の出入りには鑑札のたぐいのバッヂが必要らしく、その女性の前で幾度か契約まで見咎められていましたから、それもやんぬるかな、ではありました。
その鑑札がわが社の方ではどうなっているのか支部長を通して調べてもらっているときでした。なにせその回答が遅いのですね。
撃てば響くという事務部門というのは実に少ないもので、火の粉を浴びる最前線の営業から見ると、
だいたいが対岸の火事のお役所仕事、であることが多いものです。
私が出入りしているデパートは集団契約(20人以上の契約者のいる組織)が既に成立していて(給与天引き年間1ヶ月分相当の割り引き保険料)それも契約のポイントになっておりましたから、あとはバッヂの入札でした。
そして結果は1ヶ月以上もかかってようやくもたらされました。
権利があるが誰も利用していない、お前さん実績があるからどうぞお使いください。追ってそのバッヂを給付する、ということでした。
何のことはない。折角の持ち駒、権利を死蔵していただけのことでした。
こんな例は<組織>にはよくありがちなことです。
みなさんも業種を超えて、業界の常識にとらわれず、死蔵しているかもしれない切り札をぜひ発見してください。
それによって、自らの営業の蔵が建立されるきっかけができるかもしれないのです。
待ちの営業ではどこに何があるかさえ見えてきません。
動く店舗である営業、その動きが、あてがいぶちの、通り一遍のものでは抜きん出ることは難しいのです。
ちょっとしたヒントから大きな鉱脈を探り当てる、これもどう動くかによるのです。
まこと自由への闘いはそうした果てしなき小さな闘いからこそ生まれるわけですが、そこにちょっとした発想の転換が加えられたなら、正しく飛躍のきっかけでもあるのです。
その小さなきっかけに自らを放り込み、その渦中でしっかり経験値を高め、少なからずアイディアも生んでゆけば、結果もさらなるものとなるでしょう。
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